主にシール・ラベルを量産するために使用される抜型です。 製造工程としてはトムソン抜型と似ていますが、スエヒロではプロッターでベース材にCAD設計されたラインを引き、職人がライン上を自動糸鋸でカットしていきます。 今ではレーザーカットが主流になっているこの工程ですが、糸鋸でカットすることによりベース材に対して刃の収まりが良くなります。精度に関しても熟練された職人の技でレーザーに引けをとることはありません。 寸法精度は±0.2以内で作製可能で、トムソン抜型と比較するとより複雑な形状や小さい形状を制作するのに向いています。 CAD設計後、プロッターでラインを引きライン上を自動糸鋸でカットする。 専用の器具で刃をカットします。 カットされたライン形状に合わせて刃を曲げます。 形状に合わせて曲げられた刃をベース材へ打ち込みます。 ゼンマイ刃型
ゼンマイ刃型とは
ベース材
加工方法
ベース厚
刃高
塩ビ
自動糸鋸カット
5mm
7mm
アクリル
レーザー
6mm
8mm
アクリル
レーザー
6mm
8mm
ABS樹脂
レーザー
8mm
8.1mm
ベニヤ板
レーザー,自動糸鋸カット
10mm
11.9mm
-
-
12mm
工程1. ベース材のカット
レーザーでカットする場合もあります。工程2. 刃のカット
工程3. 刃の曲げ加工
工程4. 刃の打ち込み加工
工程5. 鉄板貼り合わせ・ビス打ち
完成